「菊乃湯」~「古総湯」~「ゆあぽーと」

出張の楽しみの1つに各地の温泉があります。
1日中刃物の研ぎに追われたりしますし、初日は前日の晩から車の運転で疲れているので、温泉にゆっくり浸かってリフレッシュしないと翌日以降からの疲労度合いに大きく影響してしまいます。

2022年5月7日・8日は、『金津創作の森・第21回 森のアートフェスタ』に出店。
福井県あわら市は「芦原温泉」で有名ですが、どちらかと言うと「温泉宿」の町で、日帰り温泉などはなじみが薄いので、その周辺の温泉地に足を運んでみました。

7日の晩は、会場から25kmほど山間部へ行った石川県「山中温泉 菊乃湯」(入湯料460円)。

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地域の公衆浴場としても機能していて、男湯女湯は建物自体が異なっています。
泉質は無色透明ですが、ほぼ分からない程度の温泉の匂いがする感じでしょうか。無臭ではないと思います。

8日の朝、菊乃湯も朝風呂が楽しめますが、山中温泉からやや下った「山代温泉 古総湯」(500円)も朝6時から入浴出来ます。

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総湯は、地域の公衆浴場と言うべき存在ですが、古総湯は石鹸シャンプー使用禁止の昔の風情を今に残した浴場です。
木造の建物に男女それぞれの浴室が設けられていますが、男湯に入った限りは、脱衣所と浴場は一緒の空間にあり、1.5mの間仕切りがあるだけで脱衣所のロッカーには扉もありません。洗面台は一つで非常に古めかしいものです。
採光はステンドグラスと吹き抜け上部からで、壁は木造透き塗、床はレトロなタイル、15畳程度の浴室内中央に、6畳程度の広さの石造りの浴槽が設置され、ただ清浄な空間でゆったりと湯船につかるだけのものとなっています。

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男湯浴室内のイメージ画

日曜の朝風呂は、どこも比較的混んでいるものですが、ここに限って言えば、利用客は居ても2~3人まで、朝の身支度前にゆっくり浸かるのに適していると言えるでしょう。
泉質は、無色透明無臭と言う感じでしょうか、肌あたりが柔らかい湯です。

そして、8日のイベント終了後の帰路に立ち寄ったのは、「三国温泉 ゆあぽーと」(500円)。
芦原温泉の温泉街を抜け、九頭竜川河口付近に建つ日帰り温泉施設で、地域の方や釣りやレジャー客で賑わっています。

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泉質は塩化物泉でちょっとまとわりつく感じになっています。
ここは日帰り温泉施設ですが、浴場には流し場と湯船があるのみ。比較的シンプルな構造となっています。
ただし、ガラス張りのお風呂からは、九頭竜川河口の漁港の風景や日本海が一望出来、眺めはとても素晴らしく開放感があります。

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マッサージチェアからの眺め