お守り刀

お客様のご依頼で製作した短刀。
刃長は130mm程度で、銃刀法上の登録義務の必要が無いものとなります。

お守り刀_01

一般的に短刀は、刃長200mm前後はあり、細身の割に厚みがしっかりとられていますが、それよりも6mm前後広く作り、アウトドアでもナイフのように使用する事が可能です。
とても小さな薙刀(なぎなた)の刃、と言う風にデザインしてあります。

鋼は玉鋼を鍛錬し、刃金・芯鉄・背金・皮鉄と合わせてあります。
金具類も製作し、鍔(つば)は古鉄を鍛えたものです。

お守り刀_02

刀身は、鈨(はばき)・鍔を装着の上で、茎(なかご)は鹿の角の柄に収まります。
鞘(さや)は銅金具で補強し、籐を巻いて漆を塗り、対候性重視にしてあります。
装飾として金箔も施してみました。

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