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[鍛造鉄器]

十手 (實手)

 起源は不明で、中国より伝来した武具とされ、江戸時代には寺社・町奉行所などの役人に官給品として支給されていました。身分役職によって房の色などが決められていましたが、オーダーメードで作ったものも現存し、中々凝った造りのものも多くあります。

一応 井出正信氏著書「江戸の十手コレクション」(里文出版)を参考にしていますが、金具や持ち手など、当時と同等レベルの物を作ると流石に10万円は越えてしまいます。完成度の高さを見ると、官給品であった為に、十手製作を専門に行う工房があったのでしょう。

 実は中学の修学旅行で京都に来た時に十手を購入したのですが、あっけなく鉤のところが折れてしまい、父に溶接して付けて貰った事がありました。その時、ふと思ったのは「昔は溶接では無かっただろう・・・」と、それ以来いつかは自分で作りたかったのですが、今回機会があり、対真剣の実戦を考慮して作って見ました。

一応、今後バリエーションを増やして定番商品にするつもりでいます。

 

 

 製作は、勿論、火作り鍛造。

 鈎の付け方はいくつかありますが、このタイプは、心棒に通し穴を設け、付けます。

 注意点は、穴を無理に開けると強度が得られなくなり、実用上の脆くなる点です。

 

鈎を止める部位は予め太くしておき、小さな穴を開け加熱しながら少しずつ大きく広げていきます。

 

カシメは二種類。

一つは、通した鈎の頭をカシメ留め

片方は、鈎に止めようの鋲を打ち込みました。

 強度を損ねることなく付けてあります。

 

 

 

 

 柄尻の造りは、江戸時代のものは、柄尻には金具と房を止める輪が付きますが、実用性が損なわれるので一体型にしてあります。

 棒は、六角形の方が攻撃力が高いのですが、安全性を考え八角形にしてあります。

 

 仕上げは、ヤスリで行ってますが、所々、鎚跡などが、そのまま残っています。

 また、焼入れを行っていますので、表面は黒く、錆止めのイブシも行っています。

 

 

 

 

十手(写真のモデル)・・・各 21,000円(税込み)

材質 S45C・・・炭素0.45%の軟鋼鉄(鍛造製作・焼き入れ済み)

        組紐付き

重量 約580g

全長 約430mm  

 

 


匙…サジ(月20本限定)

 左の素材から打ち伸ばしていく。右から二番目は、鑢がけをし終えたところ。 再び熱を加え

形や匙の湾曲を調整(まさに匙加減)したのが一番右側、これを軽く磨くと完成。原料費より燃料費手間が掛かってすごいので、月産10+10=20本が限度という一品です。

 

 鍛造による、不揃いな匙(スプーン)。素材は錆びに強い420系ステンレス・スティールです。

 完全に手打ち鍛造により形成していますので、容量・形・重さ・長さ全てが不揃いです。重さは8~20g。大・小から選べます。

 

〈価格〉

tea spoon(大)

 長さ:150~160㎜

 重さ:16~20g

        ・・・ 1600円

 

    

tea spoon(小)

 長さ:95~100㎜

 重さ:約8g

        ・・・ 1400円

 

 

 

 

 

 


火打石…ひうちいし

 古来より火には全てを浄化する力があると信じられ、火を司る神社の祭りなどでは、火の粉をかぶるとその年は何事も無く息災に過ごせると信じられてきました。

 同じように火打石から放たれる火花にも浄化と悪い気を断つ力があると、古より言い伝えがあります。

 

貴船産出の火打石と特別に鍛えた鋼

  ・・・・・2000円(化粧箱入り)

 

石・・・・65~80g

鋼・・・・55~65g

     55~60×30×2.5㎜

箱・・・・直径90×高さ45㎜

    (化粧紙:和紙使用)